COMMENTS

登場する子どもたちの言葉ひとつひとつが、心に響きました。
松本大洋
(漫画家)
多分もう、みんなの顔を忘れられない気がする。
会ったこともないのに、大切な人が増えてしまったような感じ。
上出遼平
(テレビプロデューサー『ハイパーハードボイルドグルメリポート』)
製作陣からの被写体だけでなく、全ての人間へのエールを感じました
周囲より少し先に、大人にならざるを得なかった子どもたちの幸せを願います
MOROHA アフロ
(アーティスト)
この映画で、一つの家族の形を知る事ができる。
子どもたちの表情を、紡ぐ言葉を、知る事ができる。
その一つ一つが忘れられず、これから先も自分の心に残り続けると思います。
子どもたちの光ある未来を切に願います。
桜井ユキ
(女優)
なんか、言葉とかで評したくない。そんなんで評せないから。みてほしい。みたあとに語りたい、とかも、ない。ただただ、みてほしい。どっから来たのかわからん涙がでた。
金沢知樹
(脚本家『サンクチュアリ-聖域-』)
どこにでもいる普通の子どもたちの日常に見えるのに、確実に匂ってくる寂しさと力強さ、それでも前に進もうという覚悟。光に満ち溢れた、明るい未来を願わずにはいられない。
赤ペン瀧川
(俳優・映画プレゼンター)
どこにでもいる子どもたちの、少しだけ特別な暮らしを、少しだけ覗かせてもらった感覚。
子どもたちの真っ直ぐな言葉がグサグサと胸に突き刺さり、社会の一員として何が出来るのかを考えさせられる。
岡本 多緒
(俳優・モデル)
この映画はカメラと被写体との距離が近い。それは、物理的な距離においても、心理的な距離においてもだ。撮影するにあたって、まず被写体となる子どもたちとの信頼関係を構築したのだと伝え聞く。身上の都合に干渉せず、相手を慮る姿勢。斯様な姿勢は、日常における私たちの人間関係とも無縁ではないはずだ。
松崎健夫
(映画評論家)
最後の一言を聞いた瞬間、言葉にできない涙が溢れてきました。
子どもたちの記録をみながら、生きる人を目の当たりにしたような映画です。
感動するとかそういう次元ではなく、自分が1人の人間として生き抜いていくことに光をもらえた気がします。
ゆりやんレトリィバァ
(お笑い芸人)
彼ら彼女らの中にある"生きる力"がキラキラと輝き、
どこにでもあるどこにもないストーリーを作っている
今、私たちが観るべき作品であり、目を向けるべき時なのだ
向里祐香
(女優)
観終わった後に誰かと感想を共有し語り合いたい映画と、
自分の中でじっくり大事に噛み締めたい映画
がありますが、本作は後者です。
彼らの日常を知るきっかけをくれたことに感謝したい。
稗田寧々
(声優)
ひとりひとりの生き方があって考え方があって自分自身が何を大切にしていきたいか。
どんなことを想いながら毎日を過ごしたいか。それぞれみんな違うってこと、受け止めて。
明日はどんなわたしで生きていこうかと心の中の何かがキラキラした気がしました。
剛力彩芽
(女優・モデル)
子どもが子どもらしく生きること。なるべく多くの人生の選択を持つこと。
そんな当たり前の権利を外野がイチャモンをつける。そんな社会の貧困、心の貧困を嘆かずにはいられません。
児童相談所は子どもたちを守る砦であるべきです。
この映画をきっかけに彼らのことを知ろうともせず漠然とした知識と偏見の目を向ける人が1人でも減ること。
そういった行為が、いかに残酷なことかを知ってもらうことを願います。
出生や環境で人生を大きく左右される子どもがこの世界からいなくなりますように。
吉田恵里香
(脚本家・小説家『連続テレビ小説「虎に翼」』)
血が繋がっているだけ。
血が繋がっていないだけ。
この見ることのできない繋がりを、垣間見れた気がしました。
唐田えりか
(俳優)
観ているうちに気がついたらこちらがエネルギーをいただき、活力が湧いてきました。
とても誠実な映画でした。
小栗旬
(俳優)
私は、この作品を作るために
ずっと映画に関わってきたのかもしれない。
そんな、自分の理由になるくらいの
作品ができました。
企画・プロデュース 齊藤工

INTRODUCTION

東京の とある児童養護施設。
ここでは、死別・病気・虐待・経済的問題など、
さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちと
職員が日々を過ごしています。

家族とも他人とも言い切れない、
そんなつながりの中で育つ子どもたちの本音と、
彼らを支える眼差しに密着しました。

生きることへの不安。うまく築けない人間関係。
変えられないものと、ともに生きていくということ。

ここに映っているのは、特別なものではなく、
葛藤しながらもたしかに大人になっていく姿と、
それを包んでいる、いつか忘れてしまうような日常の景色です。

この映画を観終わったあとは、
彼らだけでなく自分が歩んできた道のりを
きっと肯定したくなる。
そして、あなたの"ふつう"が少しだけ広がるかもしれません。

配信やパッケージ化は予定しておりませんので、
ぜひ劇場でご覧ください。

TRAILER

予告編

100秒編
40秒編
特報

STAFF

監督・編集
竹林亮

この映画は、ある子どもたちのごく普通の日常を記録した物語です。彼らは、様々な理由で自身の親から離れて児童養護施設と呼ばれる場所で日常を送っています。 僕たちは、この映画を、出演してくれた皆のこれからの人生のお守りになるようにと願いながら作りました。なぜなら、彼らは18歳を過ぎて自立する準備ができたら、その場所から巣立ち、自分の力で生活をしていかなければならないからです。そして、社会の中で自分の力で暮らしていく時に、とても大きな苦労を味わうという話を聞いたからです。
彼らが将来生きることに苦労するようなことがあった時に彼ら自身が観て、生きる力を呼び覚ますお守りのような存在になってほしい。いつか自分たちのこれまでの道のりを客観的な視点で見て、昔から自分には前に進んでいく強い力があり、さらに多くの周囲の人々に純粋に応援されて、ここまでやってきたのだと思い返せるようなものでありたい。そう願いながら、共に過ごした時間を記録し、編集をして一本の映画にしました。
従って、これは未来で葛藤している僕の大切な友人達のための映画に他ならないのです。 そしてこの映画を観てくださる方々には、これまで知らなかったすぐそこにある日常の中の「普通」の感覚の差分の中に、全ての人々にとって大切なものが隠れているのを目撃していただきたいです。同じ地域に暮らしているが、知っているようで、知らなかった葛藤を映画の主人公である子どもたちや職員の方々と共に感じ取り、感情を共有することで、より深く関心を持つための入り口として果たせる役割があるのではと考えています。

企画・プロデュース
齊藤工

試写が始まり、多くの反響を頂き、偶然から始まった本作が形になる事は必然になりつつあると実感しています。
同時に皆様に制作の動機を聞かれる事も多く、この場を借りて改めて簡潔にお伝えさせて頂くと、約4年前に1日限りのイベントのスタッフとして訪れたとある児童養護施設の子が、帰り際に何とも言えない表情で私達大人を見ていました。「貴方もまた、もう二度と来ない大人なんだね」とでも言わんばかりのその目が忘れられず、時折、個人的に施設にお邪魔していました。"質より量"という表現は相応しく無いですが、『大きな家』を観てもらえたらわかると思いますが、彼ら彼女らと接するには、"会う回数"がモノを言う気がしました。元々は知らないおじさんである私に、徐々に色々な話をしてくれる子どもたちのこれまでの物語や、施設での日々を、多くの人に知ってもらいたいと願った矢先に竹林監督の『14歳の栞』という、劇場のみでの上映で被写体のプライバシーを守るという誠実な映画のアウトプットに出逢い、本作の企画が始まりました。
ハンバート ハンバートさんが「トンネル」という素晴らしい楽曲で、子どもたちや職員方、そして我々製作陣までも包み込み、光の方へ導いて下さり『大きな家』は完成致しました。
本作は"被写体ファースト"で非商業的な特殊な上映を目指しているのもあり、作品に共鳴して下さった方々のサポートを必要としています。
どうぞお力をお貸し下さい。

大きな家に暮らす子どもたちや職員の皆さんの表情が、言葉が、余計な意味づけされずにそのまま手渡される。見終わった時には、説明できない気持ちで胸がいっぱいになる。なんだか分からないけど涙があふれてくる。 説明できないところが、この映画の誠実さなのだと思いました。 登場する人たちのこんな空気を捉えられるまでには、映画チームのどんなにか丁寧なコミュニケーションがあったのだろうと思います。
 
佐野遊穂
 
 
依頼をいただき映像を観せてもらい、子どもたちを追うカメラの自然で淡々とした姿勢に感銘を受け快諾しました。どんな曲をと考えていたときに、あの曲がぴったりじゃない?とうちのスタッフから提案されたのが「トンネル」です。映像を観る前に作った曲なのに歌詞やメロディが彼らの姿と重なり、これしかないと思いました。そんなわけで曲が決まり、竹林監督からの要望をアレンジに取り入れ、映画の最後の1ピースとなるべく完成しました。
 
佐藤良成

社会的養護について

社会的養護とは「保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うこと」です。
また、その児童に「安定した生活環境を整えるとともに、生活指導、学習指導、家庭環境の調整等を行いつつ養育を行い、児童の心身の健やかな成長とその自立を支援する機能をもつ」場所が児童養護施設です。
参考文献:こども家庭庁HPより

全国児童養護問題研究会 会長
武藤素明先生より

人は皆、どの国、どの親元に生まれてくるのか分からない。一見豊かになった日本でも、様々な理由で親と共に生活することができない子どもたちが現在4万2000人おり、その多くが施設などで生活している。施設も時代と共に大きく変わっているが、その実態は社会にあまり知られていない。この「大きな家」ではそこで暮らす子どもたちの人生ドラマがしっかりと描かれており、登場していただいた彼、彼女らの勇気に心から感謝したい。施設に入所してくる子どもやその家庭も社会的孤立傾向にあり、施設入所後も他者との葛藤も多いが、この「大きな家」の生活や様々な体験を通じて、徐々に自立心や共同性を学び、成長していく姿がしっかりと描かれている。これは一般の方々や社会的養護関係者にもぜひ観ていただきたい映画である。また、この映画を通じて、子どもたちが子どもたちの視点から発信している「家族のあり方」「社会のあり方」「人が生きていく上で必要なこと」といった課題について、今後も考えていくきっかけにしたい。
全国児童養護問題研究会 会長 武藤素明
(児童養護施設二葉学園統括施設長)

「大きな家」作品の
ご支援について

わたしたちは本作を通じて児童養護施設への理解が進み、そこで育った子どもたちが
少しでも暮らしやすい社会になればと願って制作いたしました。

みなさまの力もお借りできれば、この作品がひとつでも多くの劇場で公開され
ひとりでも多くの方のもとへ届き、社会を変える力が大きくなっていくと信じています。

この作品に意義を感じていただけましたら、ぜひ応援をお願いいたします。
わたしたちは本作を通じて
児童養護施設への理解が進み、
そこで育った子どもたちが
少しでも暮らしやすい社会になればと
願って制作いたしました。

みなさまの力もお借りできれば、
この作品がひとつでも多くの劇場で公開され
ひとりでも多くの方のもとへ届き、
社会を変える力が大きくなっていくと
信じています。

この作品に意義を感じていただけましたら、
ぜひ応援をお願いいたします。
¥4,000
オンラインムビチケ1枚
¥10,000
オンラインムビチケ2枚

<ご支援いただいた皆様>

製作協力
亀山 敬司 米田 匡男 あさぎーにょ
特別協力
橋本 悠希
松坂 慎也 森崎 とわ ロザリンダ 冨永 路子 宮沢 順子 小松 和加 斎藤 智子 藤原 万里子 本多 美保子 こまつ りょうこ かみのしっぽ 辻本 雄飛 木村 和子 石田 奈穂子 小島 親 mikix0101 kay 宗像 千里 hotaru 田窪 健二・千佳子 オカ田村 亜樹子 ふじりえ
※クレジット掲載枠のご寄付
決済フォームはこちら

監督・編集:竹林亮
企画・プロデュース:齊藤工
プロデューサー:福田文香 山本妙 永井千晴 竹林亮
音楽:大木嵩雄 撮影:幸前達之 録音:大高真吾 音響効果:西川良
編集:小林譲 佐川正弘 毛利陽平 カラリスト:平田藍
制作統括:福田文香
宣伝プロデューサー:永井千晴 堀井美月
宣伝:冨永敬 夏生さえり 石倉一誠 大島育宙 岡崎アミ
イラスト:エイドリアン・ホーガン
スチール撮影:阿部裕介 題字:大原大次郎
パブリシティ:小野典子 坂本舞 山田七海